【2002年2月】

2月21日(木)  「雲のうかぶ景色」
「雲のうかぶ景色」がほぼ仕上がる

この絵は3年間もかかってます。
招待状のはがきの表紙にすべく、この3日間かかりきりでした。
しかし一日遅れで仕上がったにもかかわらず、今朝見てみると何か拍子抜け。
おまけに女房の評価もいまいちでした。

結局、この絵を案内状に使うのは却下になりました。

泣く泣くボージュ広場に決定。
いつもの印刷屋に駆け込みで、5日間で案内状を作ってもらうことにしました。

2月18日(月)  影の伸びるラベンダー畑
やっと注文品の「ラベンダー畑」の仕上がりが見えてきた。
注文されてから3年が経ってしまった。
紆余曲折がひどかった。
この絵は以前描いたものの再描画にあたるが、新しい構想のもと、取材もしなおして最初から描きなおした。
なかなかイメージに近くなった。
僕の絵が描きおそいのはもうしょうがない。
イメージのほうがはるかに先行しているため、作業が追いつかないのだ。
できるだけ余計な仕事をはぶくように心がけないと一生のうちに「これは本当に自分の絵だ」といえるものは何点も仕上がらないのではないかと思う。

2月10日(日)  古い絵を引っ張り出しました
Vosges広場

ずっと寝かせてあった夜明けのシリーズの絵です。
これはフランスの地方での展覧会用に描いたものなのですが、いまいちしっくり来ていなかったのです。
しばらく見つめて考えてみました。
古い建物の重量感を出すために、かなり緻密に描きこんであったのが原因かと思い思い切って描き潰すことにしました。
すると今まで表現したかったものがはっきりしてきました。
この上に更に描きこんで、それからもう一度霧の中に消えるようにして行こうかと思います。




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