この作品は、ブルゴーニュ地方のボーヌ近辺で取材したスケッチを元にしています。
濃い乳白色の霧に包まれていると、幻想的な温かさをおぼえます。 まるで母の体内にいる幼子のような気分になります。 ふわふわとした幻影の中で、目を凝らせば物体があるようで しかし次の瞬間それは網膜の作り出した幻になってしまう。