さて、道具もそろえなければなりませんね。
では、仕事にかかる前に・・・


次は道具の話しをしましょうか。

−第二話−

<道具(1)>

   まずは油壺です。描画用の溶剤を入れておきます。

   油壺

 これは二つついた油壺です。このようなタイプがいろいろと使いやすいです。
片方に乾性油を入れ片方に揮発性油を入れるという一般的な使い方から、片方にルトゥーシェ、片方に描画用ニスを入れるということもあります。
 また同じ溶剤を入れ汚れたら移動するなどというときにも使います。
ごくたまに、片方の蓋がニス類で固着してしまったときなどにもう一方があると便利です。

パレット

 パレットは、木製のしっかりしたものがいいですね。
紙パレットも製作がひっぱくしてるときなどは便利ですが、私は木製の方がいいです。
 たまに瀬戸物のお皿を使うときもあります。
大作のときなどはビンや缶というときもあります。
 使う度によく拭いておきますとこのように光沢がよくなりさらに使いやすくなります。
わたしはあまり手に持つことをしないので、丸いオーバル型より四角いタイプがいいです。



ペインティングナイフとパレットナイフ

 左の折れてるのがペインティングナイフ。右のまっ平なのがパレットナイフです。
用途はまるで違います。ペインティグナイフは描く時に使います。パレットナイフはもっぱら絵の具をこねるのに使います。
 時々ごちゃ混ぜに使ってしまうのですが、間違えると本当に使いづらいです。
しばらくしてから気づくこともあります。


 筆については、回を改めて詳しく述べたいと思いますが。
上が豚毛、中がきつね、下がナイロンです。
私はナイロンをよく使います。上質のナイロンは下手な狐やテンの毛に勝ると思います。
 ナイロンといっても値段も安くないです。もちろん安物はダメです。
少々乱暴に扱っても大丈夫ですし、型崩れもしません。
使いこんでも、弾力を失いませんし、抜け毛も少ないです。
 テンの毛のようにデリケートではありません。

非常に細い線をひくときなどは、コリンスキーを使いますけど。

機会を見つけてもう少し突っ込みたいと思います






つづく
1999.11.16

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