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傾聴すること、留まること
このことばはイギリスの聖クリストファーズ・ホスピスの創始者シシリー・ソンダース女史(Dame Cicely Mary Strode Saunders)のことばに由来します。
「看取りの心得」のポイントは「傾聴すること」、そして「そこに居続けること」だそうです。この言葉が私の心にとどまっています。
絵の題材の場所は私がしばらく住んでいたフランスや日本の都会であったり田舎の景色など。身の回りのものです。
夏の暑い日、冬の寒い日、食卓のテーブルにいる時や、森をひとり散策している時など。
しばらくじっと耳を傾けます。すると静かな声が聞こえてきます。風の音に隠れるようなかすかな声に耳を傾けます。ふりそそぐ光の中にいにしえの物語が語られます。
「耳を傾けること」で聞こえてくる声と「居続けること」ではじめて知りえることは絵を描くわたしばかりではありません。わたしの絵を見てくださる皆様にも味わっていただけることと信じております。
心からの敬意を込めて。



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